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旧作ではあるが、内容は全然古びていない。最初から最後まで、ただ共感するばかりであった。
子どもなんか、産みたくもないし、育てたくもない、そのモヤモヤした理由を、本書は的確に示してくれている。
本書を読めば、いまどき、子どもを産む選択をした女性の奇特さに、感心することしきりであろう。
子どもが生まれなければ、日本が滅ぶ?滅んでなにが悪い?むしろこんなクソみたいな国は消滅した方が良い。人類が滅ぶ?人間は地球の害虫。滅んでおおいにけっこうだ。
このままいくと西暦三五〇〇年には日本の人口約一人。この社会の大問題に、多少の罪悪感はあるものの、「別にほしくないから」「痛いから」「生活を変えたくないから」「面倒くさいから」と言ってはまずいでしょうか。誰も口にしなかった本音で「出産・結婚・女の人生」と「少子化」の核心に迫る、傑作エッセイ。
目次
少子・その理由
痛いから
結婚したくないから
うらやましくないから
愛せないかもしれないから
面倒臭いから ほか
少子・その対策
自分で育てない
有名人に産んでもらう
男にも産んでもらう
戦争をしてみる
宗教を信じてみる
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