虐待と家庭内暴力からのサバイバーである著者は、死と隣り合わせの過酷な人生を歩みながら、心理療法の助けを得て、正しく親と決別し、回復へと向かう。
不眠とフラッシュバックに苦しみながらなんとか生き延びることができた虐待被害当事者による貴重な記録であり、過去の記憶に苦しむ人々に宛てた実践の教本でもある。
アルコール依存の父、過干渉の母、家庭内暴力の兄という機能不全家庭で育ち、「生きづらさ」からの解放をテーマに言論活動を続ける著者が実体験で語る、貧困・虐待家族のリアル。幼少期に受けた傷からどう回復するか。負の連鎖をどう断ち切るか。マインドフルネス、認知行動療法、スキーマ療法など心理療法の効用についても掘り下げる、実録ノンフィクション。
目次
第1章 「見えざる弱者」とは誰か―貧困・虐待・障害は目に見えない
第2章 機能不全家庭で育つということ―アルコール依存の父、泣く母、暴力的な兄
第3章 愛着の形成が持つ大きな影響力―「生きづらさ」の正体とは?
第4章 生きづらさの根底と向き合う―スキーマ療法との出会い
第5章 幼少期に受けた傷からの回復―母との絶縁まで
終章 機能不全家族から回復するために―予防すること、孤立しないこと
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