秋葉原通り魔殺傷事件(その6)容疑者は日研総業の派遣社員で裾野市にあるトヨタグループの関東自動車工場勤務 6月一杯で辞めるよう通告を受ける
ちなみに、日研総業は、むかしは893にしかできなかった労働力の中間搾取(ピンハネ)で急成長してきた人材派遣の同族企業。廃業したコムスンを傘下においていたグッドウィルグループも同種の企業だ。正社員でさえその労働の過酷さに絶望してしまう自動車工場の現場にがんがん派遣社員を導入し、カイゼン運動やらカンバン方式とやらで徹底的に生産コストを削減して、ヨーロッパの小国のGDPをもしのぐ内部留保(企業資産)を築き上げてきた巨大企業。「レクサス」をグローバリゼーションによる繁栄と平和の象徴として賛美する脳天気なアメリカ人ジャーナリスト。また、「レクサス」ブランドのクルマを得意げに乗り回す日本の小市民たち。醜悪だ。
<キヤノン>研究所の男性社員自殺、労災認定…過労が原因
某大手電機メーカーに勤務しているわたしの兄は、過労死にまでは至らなかったが、深刻な精神疾患に陥った。偽装請負に過労自殺、こんな問題を労働現場で引き起こしてきた企業も、これまた世界に冠たる一流メーカーである。
そして、わたしは、毎日、トヨタの車で通勤し、自宅ではキャノンのプリンタを愛用している。両者とも工業製品としての完成度はパーフェクトに近い。
そんなわたしは、ろくでもない偽善者なのか、解離性同一性障害者なのか。自分自身に猛烈な吐き気をもよおしてきた。
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古井戸
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