本書は、わが国における障がい者福祉の黎明期に、「ちえおくれの仲間」が働く場を得るために奮闘した、施設職員と障がい当事者とその家族による記録である。
わたしたちは、生計の維持のほか、なんのために働くのか、そんな素朴な、しかし難しい問いに、障がい当事者たちがみごとに答えてくれている。すばらしいことである。
ゆたか福祉会
目次
「生きる喜びの源泉」として(清水 寛)
第一章 ゆたかの仲間
1 ゆたか作業所の一日
2 「ゆたか」で働く仲間たち
3 みんなで支え、つくりあげている確信
第二章 「ゆたか」のおいたち
1 ゆたか作業所の前身「グッドウイル工場」
2 グッドウイル工場での一年をふりかえって
3 親会社倒産と新しい作業所づくり
4 ゆたか共同作業所
5 要求を自治体へ
6 社会福祉法人化を実現して
7 ゆたか作業所の生産活動
第三章 渦をつくる楽天主義者たち
1 そのとき指導員といわれる人たちは
2 熱っぽくきびしい職員会議
3 現場職員の様子
4 安心して休める保障を研修を
5 新しい労働者像を求めて
6 仲間にあった作業場面での指導を
7 私自身のヘンシン
第四章 ゆたか日曜学校の実践
第五章 点から線へさらに面へ
1 地域に根ざした作業所とするために
2 働く人びとや各種団体への運動の広がり
3 ゆたか親の会の取り組み
4 愛障懇と「ゆたか」の取り組み
5 本山革新市長の誕生へ
6 点から線へ
補 章 ゆたか作業所の意義と課題(秦 安雄)
1 「精神薄弱」者の人格の発達ー解放の実践
2 ゆたか作業所の取り組みの教育的意義
3 障害者福祉の発展をめざして
4 労働権の保障をめざす実践
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