湯浅氏ならではの柔らかな筆致でしたためられた、ポピュリズム(大衆迎合主義)、政治的無関心を含めた衆愚政治批判として読んだが、あながちまちがいではないだろう。
巻末に再録された内閣府参与辞職の経緯を説明した文書を読み、この国のガンが、蛸壺化した部局の利権争い以外に余念のない官僚たちにあることを再確認した。そして、官僚が自らの利権以外で意を汲むのは民意ではなくアメリカ政府の意向であることも。この構造を叩き潰さないことにはこの国はどうにもならない。
目次
第1章 民主主義とヒーロー待望論
第2章 「橋下現象」の読み方
第3章 私たちができること、やるべきこと
「反貧困」を旗印に、格差社会に異議を申し立てた「年越し派遣村」元村長・湯浅誠の最新刊。2012年3月までの約2年間、内閣府参与として政権に入った著者が、「橋下現象」や「決められない政治」「強いリーダーシップ待望論」について徹底的に考え抜いた民主主義論。議会政治と政党政治をあえて擁護する立場から、「おまかせ民主主義」に警鐘を鳴らし、真の民主主義のあり方を探る画期的論考!
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