1995年10月頃、学生時代に購入したエアジョーダンⅪのハイカットです。
95年の8月くらいに白/黒、白/水色が発売されこのブルズカラー(※当時はこう呼んでいました。Black×Red=Bredなんてシャレた言葉などなく。)は中後期に発売された一足だったと思います。前2色まではいわゆる“ジョーダンBOX(黒蓋に赤のジャンプマンロゴ、下箱はグレーのBOX)”でこのブルズカラーを皮切りに画像にある赤黒のBOXに変わり、NIKEの箱が一部ACG等を除き、この箱に統一されました。
当時購入したものの、パンツがリーバイス501ばかりだった自分には、どうもデニムとの相性はよくないと感じ、履かずにとっておきました。就職で1998年に上京し、2000年くらいからおよそ20年間、ダンボールに入れて会社のレンタルスペースに保管していました。レンタルスペース業者さんの湿度管理が相当なものなのか、あるいはお菓子の乾燥剤を入れていたからなのか、幸いにも際立った劣化は見た目では感じられず、これからはちょくちょく手にしては鑑賞して楽しみたいと思う1足です。
前年の94-95年シーズンのプレイオフでMLBから復帰したジョーダンでしたが本来AJ10を着用するはずが、突如サンプリングのこのAJ11を履き、キックスマニアをザワつかせましたが、結局若き日のシャキール・オニール、アンファニー・ハーダウェイ率いるオーランド・マジックに敗れました。そして今一度肉体をブラッシュアップし挑んだ95-96年シーズン、このAJ11を履き、見事NBAチャンピオンに返り咲きました。
ファイナルでは守備の名手、ゲイリー・ペイトンを抜き去るジョーダンの足元にこのブルズカラーがあります。
ジョーダンがNBAに、そしてそのチャンピオンに復活したというメモリアル性からか、日本以上に本国アメリカで特に人気がある1足だと思います。