2014年 春
イタ～リア
海外ひとり
イタリア・シチリア
4日目
みなさま、申し訳ありません。
この別荘からなかなか先に進まず、
今日も
モザイクの解説になります。
世界遺産
ピアッツァ・アルメリーナにある
カザーレの別荘
（解説は現地で買ったガイドブックより）
↓ 別荘の敷地内にあった、
ビブルナム
本日のモザイクは
ビキニ姿の女性の間（寝室）です。
ペリステリウム（中庭）を囲む南側の廊下に面して
私生活に使用していました。
そしてこのお屋敷の中で
ひときわ物議を呼び起こした有名な代表的なお部屋です。
モザイクには胸元の大きく開いた水着を着た
10人の女性が描かれています。
女性たちは長い髪で
健康的な肉体美✨✨
ってかどうかわかりませんが。。。
この女性たちは売春婦ではありませんよ〜。
というのはこの時代、
売春婦は髪を伸ばすことを禁じられていたのです。
さらにこの女性たち、
おしゃれさんで、
なんと😵
髪を染めているのです💕
当時は金髪の女性が茶色にしたいと思ったら、
色の濃い赤ワインと酢を混ぜたものと一緒に
鉛の壺に60日間つけられたヒルを煎じた汁で
髪を染めました。
逆に
茶色の髪の女性が金髪にしたいと思ったら、
くるみの殻と漆の油を混ぜたものを使うと
一晩にして金髪に染められました。
おしゃれをするのはいつの時代も
大変ねえ〜。
左：手にアレイ。
右：円盤投げ
この時代の女性の結婚適齢期は
何歳だと思いますか？
12歳以上になれば適齢期でした。
20歳を超えるとオールドミス、
（現代では死語かも!?)
36歳で老婦だそうです。
この定義に基づくと、
マンマなんて化石よね〜😅💦
古代ローマ社会は女性の年齢に対する
価値観が酷すぎます!!
左：リレー走
右：左の女性がタッチする瞬間
画図の構成は上下2段に分けられており、
女性たちは幅跳び、円盤投げ、徒競走、球技など
五種競技というスポーツ種目で
オリンピックに参加するため、
練習をしているところです。
左：審判役の女性が賞品を手渡している。
右：金の車輪を回しながら、賞品を授かるところ。
10人のビキニ姿の若い女性が
プールサイドで
それぞれ運動の練習をしています。
左：頭にバラの冠をのせる勝者の女性
右：カラフルな色のボールで行う球技の様子。
専門家の意見では
女性たちが身につけているビキニは、
女優の身分から
ユスティニアヌス帝の后妃に成り上がった
テオドラ妃の水着と酷似しているということです。
このモザイク画は
ローマ人たちの類まれな芸術能力を証明する、
最初の作品の一つとされます。
ギリシャ文化から授けられた美への理想を伸ばし
さらにその中に、写実性というエトルリアから受け継いだ伝統を
融合させ、完成度の高いものに仕上げました。
恐るべし、ローマ人💕
フィーキディンディ（サボテン）
その時代、日本人って何してた？
うう〜〜〜ん😔
400年−500年は
大和政権あたりらしいですよ。
まあ、日本はそれはそれで
のんびりしていていいと思います💕
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