アデノウイルス
私の鳩舎では、99年だったと思います。
やはり時期は8月の個人訓練を始めた頃から、合同訓練頃でした。
朝,止まり木に吐き戻したアトがあって2日目には、吐き戻しの個所が増えていました、突然、餌を通常の半分も食べず、中には全く食べず、止まり木でうずくまっている鳩もいました。
水ばかり飲むのですが、飲水量がとても多いと云うわけではありません、取り合えず飲水器にビタミン剤を入れました。
調子が悪そうにない鳩は、出舎させても屋根に上がるだけで、全く飛びません。 黒とコゲ茶色のドロッとした糞をして、2~3羽止まり木で死にました。
餌も食べない、たまに水を飲むくらいで、ほとんど止まり木で気持ち悪そうにうずくまっています。
少し元気な鳩は緑便をしてました。
この年のアデノウイルスは下痢症はなかったと記憶しています。
ウイルスと知っていましたから、打つ手は何もありません、ただビタミン剤を毎日与え続けるのみでした。
舎外も一週間くらい安めたら、羽ばたく鳩がいたので出舎口を開けるものの飛ぶのは半分で10分程度のものでした、ウイルス性の病気は2~3週間の潜伏期間があると聞いていましたので、本当 時間が過ぎるのを待つだけでした。
そう、そんな中 同居する成鳩は掛らなかった事と、死んでしまったのは皆、遅っ仔(5月生まれ)でした。
これが、本当のアデノウイルス(封入体肝炎)です。
症状が通り過ぎるまで、4週間は経過したと思います。
最近、アデノと呼ばれているのは、危険な言い方ですがウイルス性ではないと思います。
先日、出舎を嫌った鳩が、翌朝 吐き戻しの素振りを見せたのて゛ドキシサイクリンの錠剤50mgを飲ませ、ほっておいたら3日目に全体の摂餌量が減りました、1羽当たり10gくらいだったでしょうか、抗トリコ剤を一日、翌日と3日目に抗生剤のアンピシリンを2g/L、餌に強肝剤のエンドコールを絡めたら、何事もなかった様に舎外は飛ぶし、餌は食べるし(20~25g)心配なかったです。
これが、寄生虫がいたり、トリコやコクシに強く感染していたり、マイコだったりしたら、こんな簡単に治らなかったと思います。
3年前から、簡単に治せる病気ですので私は、B型ソノウ炎(ストレス性ソノウ炎)と呼んでいます。
症状は、餌量が半分になる、餌を戻す、多飲症で下痢(水便)、なんとなく元気がない、換羽が止まる、もちろん舎外を嫌うか飛ばない、以上でしょうか。
なんとなく元気かない場合は、すぐ治りますが、大変元気がない場合は、他の感染症があると思っていいでしょう。
そんな時には、抗トリコ剤を4日間掛けて糞の変化を見ます、大抵の場合、水気が取れたり、黄色や緑色だった糞が黒と白に色分けされた糞になります、こうなれば抗コクシ剤を与え、抗生剤を与えれば、ほぼ治ります。
厄介なのは、始めの抗トリコ剤で糞に変化が見られなかった時です。
虫下しを与え、インフェック等のニューキノロンを8日間与えて糞の変化を待ちます、糞の見所は水気と黒さ加減で判断します。
インフェックで効果がでたら、しばらく休んだのち抗トリコ剤2日、抗コクシ剤5日、抗トリコ剤2日で、当初の虫下しから三週間目に虫下しをかければ終了です。
インフェックでも変化がない鳩は、何とも・・・・。
クロマイ、合成ペニシリン、グリコアミノシド、テトラサイクリン系、セフェムと、一つずつ耐性のない薬を探していかなければなりません。
私は乱暴なやり方ではありますが、一種を注射でもう一つは飲水投与でと混合して試してしまいます。
私の鳩舎では、99年だったと思います。
やはり時期は8月の個人訓練を始めた頃から、合同訓練頃でした。
朝,止まり木に吐き戻したアトがあって2日目には、吐き戻しの個所が増えていました、突然、餌を通常の半分も食べず、中には全く食べず、止まり木でうずくまっている鳩もいました。
水ばかり飲むのですが、飲水量がとても多いと云うわけではありません、取り合えず飲水器にビタミン剤を入れました。
調子が悪そうにない鳩は、出舎させても屋根に上がるだけで、全く飛びません。 黒とコゲ茶色のドロッとした糞をして、2~3羽止まり木で死にました。
餌も食べない、たまに水を飲むくらいで、ほとんど止まり木で気持ち悪そうにうずくまっています。
少し元気な鳩は緑便をしてました。
この年のアデノウイルスは下痢症はなかったと記憶しています。
ウイルスと知っていましたから、打つ手は何もありません、ただビタミン剤を毎日与え続けるのみでした。
舎外も一週間くらい安めたら、羽ばたく鳩がいたので出舎口を開けるものの飛ぶのは半分で10分程度のものでした、ウイルス性の病気は2~3週間の潜伏期間があると聞いていましたので、本当 時間が過ぎるのを待つだけでした。
そう、そんな中 同居する成鳩は掛らなかった事と、死んでしまったのは皆、遅っ仔(5月生まれ)でした。
これが、本当のアデノウイルス(封入体肝炎)です。
症状が通り過ぎるまで、4週間は経過したと思います。
最近、アデノと呼ばれているのは、危険な言い方ですがウイルス性ではないと思います。
先日、出舎を嫌った鳩が、翌朝 吐き戻しの素振りを見せたのて゛ドキシサイクリンの錠剤50mgを飲ませ、ほっておいたら3日目に全体の摂餌量が減りました、1羽当たり10gくらいだったでしょうか、抗トリコ剤を一日、翌日と3日目に抗生剤のアンピシリンを2g/L、餌に強肝剤のエンドコールを絡めたら、何事もなかった様に舎外は飛ぶし、餌は食べるし(20~25g)心配なかったです。
これが、寄生虫がいたり、トリコやコクシに強く感染していたり、マイコだったりしたら、こんな簡単に治らなかったと思います。
3年前から、簡単に治せる病気ですので私は、B型ソノウ炎(ストレス性ソノウ炎)と呼んでいます。
症状は、餌量が半分になる、餌を戻す、多飲症で下痢(水便)、なんとなく元気がない、換羽が止まる、もちろん舎外を嫌うか飛ばない、以上でしょうか。
なんとなく元気かない場合は、すぐ治りますが、大変元気がない場合は、他の感染症があると思っていいでしょう。
そんな時には、抗トリコ剤を4日間掛けて糞の変化を見ます、大抵の場合、水気が取れたり、黄色や緑色だった糞が黒と白に色分けされた糞になります、こうなれば抗コクシ剤を与え、抗生剤を与えれば、ほぼ治ります。
厄介なのは、始めの抗トリコ剤で糞に変化が見られなかった時です。
虫下しを与え、インフェック等のニューキノロンを8日間与えて糞の変化を待ちます、糞の見所は水気と黒さ加減で判断します。
インフェックで効果がでたら、しばらく休んだのち抗トリコ剤2日、抗コクシ剤5日、抗トリコ剤2日で、当初の虫下しから三週間目に虫下しをかければ終了です。
インフェックでも変化がない鳩は、何とも・・・・。
クロマイ、合成ペニシリン、グリコアミノシド、テトラサイクリン系、セフェムと、一つずつ耐性のない薬を探していかなければなりません。
私は乱暴なやり方ではありますが、一種を注射でもう一つは飲水投与でと混合して試してしまいます。
鳩は一般的に薬、一羽当たりの一日量として力価20~30mg与えます、水1Lで5%液でした1ml(1cc)で50mg力価にしか相当せず、2羽分と云う事になります。
実際は、水1Lに対して薬が6cc必要な訳です。(20羽分として)
今年になってから輸入鳩と国内鳩の効く薬、効かない薬がある事に気がつきました、
ニューキノロンはとても良い薬ですが、日本で指示されている半分の濃さ!?では耐性が起こっていても仕方ありませんね。
病気によって薬を使い分ける必要があります、ニューキノロンはサルモネラ治療の最後の薬として残しておきたいものです。
バイトリル(エンフロキサシン)ニューキノロン系は、ノルフロキサシンの4.7倍ものキレがあって重宝していますが、同系のパラストップ等に耐性がある場合は効きません。
しかし、夏場の今時期は6ccが適量です。