ファーストヘアーハヤシの瓦版

ドイツW杯観戦6(ドルトムントで奇跡を起こそう!)

いよいよ試合当日、ホテルを午後4時に出発し向かうは、
ドルトムントにあるヴェスト ファーレン シュタディオン!
ホテルでは、各々凄まじい応援の格好とフェイスペインティング
をし、移動中のバスの中では、日本代表を応援する歌をみんなで
歌いました。「オ~バモ 日本! 」

そして、合言葉は、

ドルトムントで奇跡を起こそう! でした。

約1時間半で到着すると日本、ブラジルの両サポーターで
ごった返していました。



バスを降りるとすぐにスタジアムに向かいました。
スタジアムに入るには第一、第二デートで2回セキュリティーチェック
を受けないといけませんでした。
午後6時開門を心待ちにしている両国のサポーターが第一ゲート前に
ドンドン押し寄せていました。


ここでは、同じ国のみならず相手の国のサポーターとも
これから始まる試合に先駆けて記念写真を撮ったりしていました。

いよいよ開門、第一ゲートをくぐるとスタジアムがそびえ立っていました。



更に第二ゲートを通り、ようやくスタジアム内に入れました。

すぐに座席に向かい客席、ピッチを見ました。



ここで、歴史的な試合を見ることができる

と思うと鳥肌が立っていました。

試合開始まで2時間半以上時間がありましたが、全く退屈に感じませんでした。
テレビでは、分からないことですが、スタジアム内ではDJのような
方が音楽を流したり選手を紹介していました。
ブラジルを紹介するときは、もちろんセレソン

では、日本を紹介するときは....。もちろん

サムライ ブルー でした。

サムライ ブルーというたびに日本人サポーターから歓声が上がりました。

そして、いよいよ選手が入場してきました。



もう、このときは今までに味わったことの無い興奮状態でした。
「君が代」をお腹の底から声を出して歌いました。

そして試合が始まると両サポーター凄まじい応援合戦でした。
テレビには映っていませんが、ブラジルサポーターが何度も
ウェーブをしていました。
もちろん日本人サポーターも一緒になってウェーブをしていました。
敵同士でありながら、一緒にサッカーを楽しんでいるという
なんともいえない幸福感がありました。
更に日本に先制点を入れられたブラジル人サポーターも同点になり
徐々に試合の主導権を握ると我々に向かって

「見たか、日本人、俺達が世界一!」

といった感じで盛り上がっていました。



そして、試合終了。奇跡は起きませんでした。
日本では、「ドルトムントの屈辱」とか言っているTVを帰宅後見ました。
でも、現地にいた私からすると屈辱ではなく、現実を突きつけられた
だけのこと、むしろ、コテンパにしてくれたブラジルに
感謝したい気持ちでした。
中途半端に勝ったりするときっと日本では、選手に失礼という
意識も無く冗談半分に

「ジーコはブラジル人やし.....。」

とか、言う人もいたでしょうしね。

スタジアムを出るとお互いのサポーターは今まで戦っていたこと
を称えあうようにユニフォームやタオルを交換していました。
私は日本代表のタオルとセレソンTシャツ(今まで着ていたやつ)
を交換しました。
家に帰ってみてみるとマクドナルドのロゴの入った
セレソンのTシャツでした。
日本でいうと、キリンの勝ちTみたいなものでしょうね。

その日は、試合に負けたこともありかえりのバスは静まり返っていましたが、
みなさん、4年後に向けて頑張ろうと誓い合いました。
次の日、早朝に日本へ向けて出発しました。
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