先日、あるテレビ番組で長崎ちゃんぽんの
チェーン店「リンガーハット」が窮地に立たされ
そこから再生するために行ったことを取り上げていました。
元々長崎から始まったチェーン店ですがここ数年値下げ競争に
巻き込まれ業績は悪化の一途。
ついに創業家出身の現会長が社長復帰し現場の改革に乗り出しました。
ここで取り組んだことが、
リンガーハットで使う野菜を全て国産にする
という事でした。
値段を下げるために安い輸入野菜に頼っていたのですが
値段ははるが国産のみを使用する。
まさに安全で安心な食べ物を提供るるという
ブランドイメージの一新でした。
一年間かけて取り組んだこのプロジェクト、
国産野菜を安定して確保したり値段の問題等
様々な難問に取り組みました。
一番の問題は国産野菜にこだわったため
どうしても値上げをしないと採算が取れないことでした。
このデフレ不況の中の値上げ、消費者に受け入れられるのか?
そして、いよいよ新生リンガーハットのオープンの日がきました。
なんとお店は満員です。
お客様も値上げした料理を何のためらいもなく注文していきます。
お客様たちの感想は
「国産の野菜を使ってくれているので安全で安心して
食べることが出来る。このくらいの値上げなら全く
問題ないですよ。」
と言うことでした。
その後、リンガーハットの売上はV字回復しているそうです。
何でも安けりゃ喜ぶと思われてる時代ですが、
安全と安心というお金に変えがたい価値観を
受け入れる方がたくさんいるんですね。
私のお店でも日々
安全、安心
をコンセプトに新しいメニューや商品を取り入れていますが、
この番組を見ていてとても嬉しく心強く思いました。
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