ファーストヘアーハヤシの瓦版

工場見学1(刃物屋トギノン)

5月17日(月)に高槻理容組合青年部で岐阜県関市にある
「刃物屋トギノン」と「フェザー」の工場見学に行ってきました。

当日は、高速道路の工事と重なり渋滞するなか、
片道4時間前も車を運転しましたが、
非常に勉強になり驚きと興奮の連続でした。

まず、当店でも使っている鋏を作ってくれている
「刃物屋トギノン」さんに向かいました。

http://www.toginon.co.jp/

トギノンさんに到着後、工場見学へ。

鋏の工場、イメージしていたものと全く違いました。
コンピューター制御された機械が並んでいました。

鋏の素材の話からデザイン、作業工程までを細かく説明して
いただきました。

説明を聞いていても

「なるほど~、そういうことやったんか。」

という言葉しか出てきませんでした。

では、工場の風景をご覧頂ながら説明しましょう。

まず、このような機械で原材料を鋏の形にカットしていきます。




このように刃の部分と指を通すところは別に作られます。




そして、このような工程を行ううちに




このような綺麗な形になります。



で、ここまでが機械を使った工程です。
ここからが職人さん手作業になります。
機械でいくら綺麗にしあがったとしても微妙な作業は
熟練の職人さんにしか出来ないそうです。

まず、鋏全体を綺麗にするため「みがき」をかけます。




これを何工程も行いピカピカに仕上がります。

次に「裏梳き」を行います。

ここまで来ると理容師さんしかわからないかもしれませんね。

裏梳き終了後、刃をつけていきます。
所謂、「研磨」ですね。



その後、何工程も経て仕上がっていきます。

ご覧のとおり若い方もたくさん働いていました。

一通りのことが出来るまでには10年以上かかるそうです。




今回、トギノンさんのご好意で、工場内での写真を
自由に撮らせていただきました。

これほどまでの技術を見せていただいたことで、
何時も使っている鋏の大切さを再認識しました。

本当に勉強になりました。

そして、何より日本の技術力の凄さを思い知りました。

最後に皆で記念撮影をし「トギノン」さんを後にしました。



続く。
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