2020年9月2日、単孔性乳頭分泌。鮮血で焦る。
⚫️ 9月6日、予約した乳腺外科を受診。
市の乳がん検診補助を利用して触診とマンモ(健診料2,000円)、追加でエコー(4,000円)を受ける。
血性分泌液も採取、血の出た乳管には6mmの腫瘍が見られたので細い針でこの細胞も採ってもらう。
結果報告は生理後にと言うことで3週間後、わがままながらメンタルがもたず1週間後に分泌液と細胞診の結果だけ電話で陰性だと教えてもらう。その後、がん検診の結果は「異常なし」
乳頭分泌の原因はエコー、マンモ分からないので、詳しく調べたい場合はがんセンターへ、ということで紹介状を書いてもらう。混んでいるため予約は11月上旬。
⚫️11月4日、がんセンターでエコーとマンモ(MRIだと思ってたけど)
乳房だけでなく脇のリンパや甲状腺の辺りまで30分かけて見てもらう。
エコーを見る限り、壁にベターっと張りいた感じやギザギザの腫瘍では無いから悪いものでは無さそう(かかりつけも同じく)とのこと。造影剤MRIで詳しく見ることはできるけど、悪性か良性かを見分けるには、鉛筆の芯くらいの太さの針で腫瘍を採って見るしかないそうで、悪性なら全摘するのでMRIを飛ばして細胞を採ってもらえないか?と聞いてみたけど、腫瘍が小さいので霧散するかも?無くなると腫瘍周りの状況も分からなくなる、経過が追えない、と却下。
数年後、また乳房に何かあった時の振り返り用に、2週間後のMRIを予約、土日で読影し、月曜日には結果がわかるとのこと。
⚫️11月13日、
磁石と電磁波の世界、MRI…全身にピップエレキバンを貼って電流を流される感じをイメージする。私の場合は胸なので、うつ伏せで30分、館内放送BGM程度の音量のヘッドホンを付けて不定期の機械音、重低音、ブザー音に耐える。時々振動や熱感もある。次男が発するガラスの割れそうな高音に比べれば耐えられる音だったのと、ブザー音がスピッツの砂漠の花の出だしに似ていたので、自分はライブ会場に居るのだと思い込む作戦で凌いだ。
MRIは保険診療でも高額と言うので尻込みしていたけど実際は10,000円ちょっと。
画像は10年程保管してくれるらしい。4年前に心磁図まで取った心臓のデータも10年。記録してもらえるって有難い。
家に帰ると体が重だるい。電磁波、磁石、恐るべし。
⚫️11月16日、診断結果は、右と比べて明らかに違う所は無いので正常(というか個性の範囲内)、血性分泌を出した前後でエコーを見ても腫瘍のサイズ感が変わらないので血や脂肪の塊では無いけれど、乳頭近くにできる腫瘍は大抵良性(悪性はもっと奥に出来るらしい)、腫瘍の形もイビツでは無いので悪性の疑いは低い。体に負担をかけて細胞や乳管を切除してまで確認する程では無さそうだけど、経過観察はしておこうとのことで3ヶ月後に再診予約。
乳腺に関しては内科や外科のように簡単にシロクロ付けられるものでは無く、個人個人の乳房差がある中で病変を見つけるのは難しい。MRIの診断を出すにも「右と差異がない」という私個人の絶対評価。私のように「明らかな悪性ではない」場合だと、先の検査に進むかどうかも個人に委ねられていて、ステージ0で見つかるのはかなりの強運、幸運。
《覚え書》
血性乳頭分泌の原因は大きく分けて3つ
①乳腺症→乳管内の炎症、腫瘍無し
②乳管内乳頭腫、腫瘍あり、良性 (70〜80%)
③乳癌、腫瘍あり、悪性 (20〜30%) *主に閉経後