My Precious Days

子育ては大変だけど、
今しか楽しめない「貴重」な時間。
自分も成長するチャンス…

行ってきましたぁ~

2010-08-27 | 趣味
29日に終わってしまう展示会…
行きたいなぁ~と24日にここで紹介したところ、伊丹市の柿衛文庫に行ってきました。

今日から、中学生の長男は学校だけど、次男は来週からなので
連れて行きました。

柿衛文庫のHPはここ

あ、ここだ!とまず目に入ったのが…




思いがけない歴史建造物に、驚いてしまった

中に入ると、日本庭園まで…

すごっ

とにかく、まずは第一目的の展示会へ



展示会は、平日にも関わらず結構人がいました。
小学生連れはもちろんいないけど…
やはり年配の人が多かったかな。

受付でもらった案内によると…

「日本画家前田三千雄さんが、
戦地から妻や家族へ宛てて送ったはがき絵、
およそ900通がこの柿衛文庫に寄贈されました。

これらのはがき絵は、戦地中国からおくられたもの426枚、
再招集を受け、入隊した金沢市粟崎(あわがさき)の部隊から送られたもの312枚、
消息を絶った戦地フィリピンから送られたもの132枚、
そのほか国内からおくられたもの21枚と各地に渡っています。

しかし、その絵は戦況悪化を感じさせない日常の風景や草花を描いた
心穏やかなものが多く、細かい文字でびっしりと書き込まれた文章とともに、
妻や家族への心遣いと愛情に充ちています。」

展示室には、はがきがずらっとパネルに並べられていました。
見事な表現力で描かれた繊細で細かな絵。
戦地に赴いている人が描いたなどとは思えないくらいです。

その絵の裏面(宛名を書く面:下の写真のように)は、絵を展示しているため見えないので、
妻への手紙が読めないわけです。
そこで、全ての手紙の文面はワープロ打ちされ、
三千雄さんの絵の横に並べられていました。

(もちろん、展示室は写真が撮れないので、わかりにくくてすいません。
以下写真は、すべて受付でもらった案内を切り取ったもの)


もちろん、美術学校を卒業している方なので、絵は抜群です。
ハイビスカス…新聞に載ってた絵です。



前田三千雄さんの自画像です…



三千雄さんは、飛行機の形が美しい…と書いておられました。


そして、妻への愛情が見える温かい文章…

まるで、語りかけるように、
文面の最後に「エヘ…」とか「ハハ…」とか
なんだか可愛らしい人のようです、三千雄さんは

夫婦生活としては、一年ほどということでしたが、
その短い間だけでは育めない、かたい絆で二人が繋がっているのは、
この900通にものぼる「絵手紙」のためだったんだな、と強く感じました

最後に、印象に残った三千雄さんのことば…


  他人は他人、僕は僕、
  他人の心は僕の心と同じではない。
  但し、おまへの心は僕の心と同じでなければ
  僕は困る


二人の強い絆が見えますよね





最新の画像もっと見る

コメントを投稿