開講式の講演のお話。
市役所でお勤めの聾の男性の方でした。私よりは年上かな。
その方は、中2の春休みのある朝、起きたら両耳が聞こえなくなっておられたようです。
その話は、本当にショックでした。そんなことが起こるんだって…
でも、なによりショックだったのはご自身だったわけです。
みんなに自分の体験をお話してくださいましたが、
本当にその時には辛く厳しい時期を過ごしてこられたことと思います。
それを思うだけでも、なんだか苦しくなりました。
また、よく考えると、誰にいつ起こるかわからないことで、
それは身体障害者になることや大きな病気をすることと同じことで、
老化によっても起こること。怪我や病気をしないように、自分で気をつけることも
できるけれど、どんな状況になっても、『弱い者』に優しい社会をつくることが
本当に大切なこと、と感じました
「耳が聞こえないと、どんなことが不自由と思いますか」の問い。
健聴者にはなかなかピンとこないことかもしれません。でも、「なんだろう?」と考えることは、
とっても意義があると思いました。聾の方の生活を想像することは、とても大切だと。
この開講式に自転車で向かっているとき、ぼんやり考えたことがありました。
「文字(50音など)と音が一致しない聾の方にとって、『ことば』を覚えるというのは、
すごく難しいことなんじゃないか」
英語を中学校で教えているとき、アルファベットの羅列を覚えるのに、
大変苦労する子がいます。
なぜかというと、アルファベットはa は「エイビーシー」の歌では「エイ」なのに、
単語では「エイ」と読んだり「ア」と読んだりする。
私たちが教わった英語は、これでした。
でも、アルファベット一文字ずつにちゃんと「音」があります。
それが、フォニックスです。例外はありますが、フォニックスのルールを覚えれば、
大概の単語は読めるし、書けるようになり、カタカナ読みで覚える必要がありません
話が逸れましたが…
今、英語を読んだり書いたりするのに難しさを感じるのはなぜかを説明したわけですが、
聾の方にとったら、日本語の「50音」ですら、それと同じ。
「音」と「文字」が一致しないのではないか。
「あ」と書いてても、それがどう読まれるのか(発声されるのか)がわからない。
これで、「ことば」を覚えるって相当難しいですよね。
けっこう心の中で黙読することって、多いですもんね
こんな風に、聾の方の生活を想像することは、大切なんだな、と感じました。
講演の講師の方は、わかりやすい手話で、ゆっくりとはっきりと示してくださりました。
時折、冗談を交え、見ていて「手話で冗談ができるようになりたいなぁ~」などと思いました。
手話通訳士に登録している人は、市で60名ほどで、人にも寄るけど、
なるまでに5,6年はかかるだろうとのことでした。
私自身は、「手話通訳士」になることを意識はしていなくて、
まずは身近な方の手助けになれば…というのが、最初のきっかけです。
まだ、先のことはわかりませんが、とにかく自分の手話を磨いていきたいと思っています。
ずっとずっと続けて、手話を勉強していきたいです
市役所でお勤めの聾の男性の方でした。私よりは年上かな。
その方は、中2の春休みのある朝、起きたら両耳が聞こえなくなっておられたようです。
その話は、本当にショックでした。そんなことが起こるんだって…
でも、なによりショックだったのはご自身だったわけです。
みんなに自分の体験をお話してくださいましたが、
本当にその時には辛く厳しい時期を過ごしてこられたことと思います。
それを思うだけでも、なんだか苦しくなりました。
また、よく考えると、誰にいつ起こるかわからないことで、
それは身体障害者になることや大きな病気をすることと同じことで、
老化によっても起こること。怪我や病気をしないように、自分で気をつけることも
できるけれど、どんな状況になっても、『弱い者』に優しい社会をつくることが
本当に大切なこと、と感じました
「耳が聞こえないと、どんなことが不自由と思いますか」の問い。
健聴者にはなかなかピンとこないことかもしれません。でも、「なんだろう?」と考えることは、
とっても意義があると思いました。聾の方の生活を想像することは、とても大切だと。
この開講式に自転車で向かっているとき、ぼんやり考えたことがありました。
「文字(50音など)と音が一致しない聾の方にとって、『ことば』を覚えるというのは、
すごく難しいことなんじゃないか」
英語を中学校で教えているとき、アルファベットの羅列を覚えるのに、
大変苦労する子がいます。
なぜかというと、アルファベットはa は「エイビーシー」の歌では「エイ」なのに、
単語では「エイ」と読んだり「ア」と読んだりする。
私たちが教わった英語は、これでした。
でも、アルファベット一文字ずつにちゃんと「音」があります。
それが、フォニックスです。例外はありますが、フォニックスのルールを覚えれば、
大概の単語は読めるし、書けるようになり、カタカナ読みで覚える必要がありません
話が逸れましたが…
今、英語を読んだり書いたりするのに難しさを感じるのはなぜかを説明したわけですが、
聾の方にとったら、日本語の「50音」ですら、それと同じ。
「音」と「文字」が一致しないのではないか。
「あ」と書いてても、それがどう読まれるのか(発声されるのか)がわからない。
これで、「ことば」を覚えるって相当難しいですよね。
けっこう心の中で黙読することって、多いですもんね
こんな風に、聾の方の生活を想像することは、大切なんだな、と感じました。
講演の講師の方は、わかりやすい手話で、ゆっくりとはっきりと示してくださりました。
時折、冗談を交え、見ていて「手話で冗談ができるようになりたいなぁ~」などと思いました。
手話通訳士に登録している人は、市で60名ほどで、人にも寄るけど、
なるまでに5,6年はかかるだろうとのことでした。
私自身は、「手話通訳士」になることを意識はしていなくて、
まずは身近な方の手助けになれば…というのが、最初のきっかけです。
まだ、先のことはわかりませんが、とにかく自分の手話を磨いていきたいと思っています。
ずっとずっと続けて、手話を勉強していきたいです
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