My Precious Days

子育ては大変だけど、
今しか楽しめない「貴重」な時間。
自分も成長するチャンス…

『競争やめたら学力世界一 フィンランド教育の成功』

2009-09-08 | 雑記帳
本のタイトルに目を惹くものがあり、図書館で借りた。

著者は福田誠治さんという方。

中学校現場にいて、中学・小学生の息子を持つ者としても、
大変興味がある。

OECD(経済協力開発機構)実施「生徒の学力到達度調査」(PISA2003)
で、高成績をあげたフィンランドが注目され、
『フィンランド教育』の文字がある本が、一時書店に並んだ。

以前にも、フィンランドの学校でどのような事が教えられているのかを
書いてる本を買ったこともある。

タイトルの本を、まだ読み始めたところだけど、
なるほど~と思ったこと。

「なぜPISAで高成績だったと思うか」
の問いに対して、あるフィンランド人の高校生が…

「それはきっと、僕たちフィンランド人の性格というか、気質というか
物理的な面じゃなく精神的な内面的な気質によると思う」

「人口は少ないし、自然は厳しいし、暗いし寒いし、刺激は少ないし、
だから自分のやりたいことややろうと思うことは、自分で克服して、
自分自身で取り組んで対応していかないと、この国では生きていけないし」


そう、日本は恵まれすぎている。
何でもある。楽しいことは山ほどある。
刺激もたくさんある。さらにもっと刺激がほしくなる。
楽な方法がたくさんある。
努力しなくても、なんとかなってたり…


このフィンランド人の高校生にインタビューした日本人の方が
こう述べている。

「なんとなく漠然と、しかし一生懸命に説明してくれる彼の話を
聞いていると自分が個人として生きていくために勉強して道を決める、
そういう生き方への考え方が
ちゃんと親から子へと受け継がれているのだと実感しました。
学校での教育だけではなくて、親から子へ伝えていく
『生き方』の手引きがあるのだと」


すごく納得…
心に沈んだ…




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