津和野藩校 養老館

夜明け前の津和野 殿町通り。



水路は、さり気なくライトアップ ・・・



さて、



この建物は「津和野藩校 養老館」



全面解体後、



2019年に復元 ・・・


（書庫）
私たちは、わずか100円の入館料で、



21世紀によみがえった藩校を
見ることができます。


（道場）
養老館は、天明6年（1786年）、


（藩主の間）
津和野藩8代藩主
亀井矩賢（ウィキペディア）が
創立しました。


（揮毫も亀井矩賢）
その名前は、
中国戦国時代の儒学者 孟子の言葉から。



文武両道はもとより、



津和野藩は、ここで独自の教育を実践し、
多くの人材を育てました。



11代藩主 亀井茲監（ウィキペディア）。
10代という若さで藩主となった彼は、
江戸屋敷を売却し学問普及のための
資金を調達するという実行力 ・・・
また、教育改革の推進者でした。



たとえば、儒学、朱子学が中心だった
藩校における教育に、
国学や数学を積極的に早く取り入れ、
これを本学とするなど ・・・



所蔵の教書には、ギリシャや
（アリスト）テレスなどが読み取れます。



少年時代の 森鴎外 はここに学びました。



館内には遺言碑 ・・・
印象的な一節は、

余ハ石見人 森 林太郎トシテ
死セント欲ス
宮内省陸軍皆縁故アレドモ
生死別ルヽ瞬間
アラユル外形的取扱ヒヲ辭ス（辞す）
森 林太郎トシテ死セントス墓ハ
森 林太郎墓ノ外
一字モホル可ラス（べからず）


（津和野　永明寺＝ようめいじ）
遺言通り、
森 林太郎とだけ刻まれた墓碑 ・・・



今年2022年は、
森鴎外没後100年です。
実直な人柄だったのでしょうね。



突然ですが、マイ バディです。


Carpenters
I Need To Be In Love
彼女が亡くなって、
来年2月で40年になりますね。

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