四天王寺 中心伽藍 の南には南大門 ・・・
東大寺 や 法隆寺 と同様、
飛鳥・奈良時代の仏教寺院の典型です。
講堂は
聖徳太子が説法を行った場所。
金堂には、
(資料本を複写)
四天王寺の本尊である
救世観音菩薩 (ぐぜかんのんぼさつ)
が四天王像に囲まれ安置されています。
そして、五重塔 ・・・
さらに、回廊 ・・・
安定感を強調するために
中央を太くしたエンタシスの柱です。
(ギリシャの パルテノン神殿 なども)
当然ですが、
これらのすべては再建されたものです。
(1934年 室戸台風)
思えば四天王寺は、
創建以来 崩壊、再建の繰り返しでした。
(1945年 大阪大空襲)
それは、
まさに仏法が説く輪廻転生そのものです。
五重塔に至っては8回目の再建だとか。
四天王寺は、
再建の度に美しく
生まれ変わってきたのかも知れません。
(ライトアップした極楽門)
法隆寺などと比べると、
原形ではないため歴史的価値は低い
といわれていますが、
私たちは、
歴史絵巻を見るような感覚で
四天王寺を堪能することができます。
そして何よりも、1400年以上にわたり
輪廻転生を繰り返している建造物が、
大都会の真ん中に
鎮座していることが素晴らしい。
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