1294年に
木造から石造に改められたという
四天王寺 の鳥居 ・・・
こんな言葉が記されています。
釈迦如来
転法輪処
当極楽土
東門中心
意訳すると
『釈迦如来の教えは四天王寺にあり
境内の西の端である西門は
極楽浄土の東門に当たる』
その門とは、
四天王寺の西に位置する極楽門。
注: 現在の極楽門は松下幸之助が寄進。
古代 ・・・
四天王寺のすぐ近くまで海でした。
(薄い青のところ)
西門からは眼下に海を望むことができ、
その果てには浄土 ・・・
その絶景はまさに極楽だったのでしょう。
極楽門には転法輪 ・・・
転法輪とは古代インドの
戦車の車輪をかたどったもので、
『お釈迦様の教え』
という意味があります。
参詣者はこれを時計回りに回転させ、
釈迦の尊い教えが車輪のように回転し、
遠くまで広がることを願います。
極楽門をくぐると現れるのが、
中心伽藍 ・・・
文字通り信仰の中心です。
向かって左奥 (北) から講堂 ・・・
金堂 ・・・
五重塔 ・・・
そして、中門 ・・・
中門は、
仁王尊像が睨みを利かせていることから
仁王門とも ・・・
大阪の人は、
1400年を超える歴史を誇る
この壮大な建造物を
親しみを込めて
『四天王寺さん』 と呼びます。
また、旧知の間柄であるかのように
『四天王寺はん』 ・・・ とも。
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