
街全体がアンティークのようなビリニュスの旧市街には、

当然たくさんのアンティークショップがあります。

私は、アンティークを蒐集する趣味はありませんが、

ショップを覗くことは好きです。

アンティークを前に、

しばし空想に耽ることが好きです。

どんな時代につくられたものだろう ・・・

どんな人に愛されたのだろう ・・・

空想は過去の封印を解き放ちます。

いまこの瞬間しか実感できない私たちは、
過ぎ去った時間に慈しみを覚えます。

自身がこの世に存在しなかった遠い昔にさえ ・・・

『オリエント急行殺人事件 』 などの作品で知られる
イギリスの小説家 = アガサ・クリスティの
夫君は考古学者でした。
彼女は、こんな言葉を遺しています。

『考古学者の夫を持つことは最高です。
何故なら、歳をとればとるほど愛されるから ・・・ 』
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