サンモーリス大聖堂の裏側にある
サン クロワ (聖なる十字架 ) 広場 ・・・
(8月23日のブログ参照 )
大司教の石像が立つこの広場に、
木の格子が特徴であるチューダー様式の建物があります。
「Maison d'Adam アダムの館 」
15世紀末に裕福な商人の館として建てられたこの建物は、
現在はクラフトマンショップになっています。
1階の柱には
リンゴの木 (生命の木とも呼ばれている ) の彫刻 ・・・
かつて、この木には 『アダムとイブ 』 の彫刻が施されていて、
それがこの館の名前の由来であるともいわれています。
その他にも建物には、
およそ20体の彫刻 ・・・
聖ミカエルなど宗教的なモチーフだけではなく、
(2011年7月26日のブログ参照 )
男女 ( 『仲のよいカップル 』 と呼ばれている ) や、
酒をあおる人物などがあり、
解釈が難しいこれらの彫刻に関しては、
人間の性 (さが )や誘惑などの
婉曲的表現ではないかという説があります。
片や、穏やかに音楽を奏でる少女の彫刻 ・・・
さらには、邪悪を連想する彫刻や
寓話のような彫刻もあり、
一見の価値のある建物です。
また、夜の佇まいも魅力的です。
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