1940年代に最盛期を迎えた
小樽の漁業用 ガラス製浮き玉 の製造業は、
その後プラスチックが登場したことにより、
衰退の一途をたどりました。
小樽のガラス製造業者が
模索したのは工芸品への道です。
さらに、モチーフの多様化 ・・・
そんな努力の甲斐あって、
21世紀になると、
小樽の土産物としてのガラス製品は、
北海道の伝統的な木彫民芸品を凌駕しました。
また、「ザ グラススタジオ イン オタル 」 では、
ギャラリー&ショップから (向かって右の窓から ) 、
マエストロ の職場を見ることができます。
工房に入って、
もっと近くで見ることも ・・・
もちろん、ガラスづくりを体験することも ・・・
このことも、小樽のガラス製品が、
多くの人に愛されるに至った大きな一因だと思います。
いまではどこでもあたりまえになっている
ガラス工房見学とガラスづくり体験ですが、
実は、淺原 千代治さん こそが、
それまで閉鎖的だったガラス工房を
一般に開放した先駆者なのだそうです。
1300度の温度で命が宿るガラス ・・・
そして、 吹きガラス ・・・
(過去のブログより )
かつて取材をした ベネチアのマエストロ は、
『ガラスに息を吹き込む時、自分の魂を注入するんだ 』
と語っていました。
それにしても、マエストロはかっこいい ・・・
JFK-World