3キロ四方の壁と堀に守られたアンコールトムは、
ジャヤヴァルマン7世が築いた城塞都市です。
王宮の門は、ほぼ原型をとどめています。
しかし、王宮は木造であったためその姿は朽ちて存在しません。
王宮の東面=王宮広場にあるのは、
兵士の凱旋を祝う 「象のテラス」 です。
象は、アンコール王朝の時代には、
戦闘に、移動に、狩りにと活躍した動物です。
時に、王は兵士に近づき、その武勲を称えたのでしょう。
そのための階段が設けられています。
階段を飾るモチーフも象です。
当時、象がいかに大切な動物であったかがうかがえます。
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