
1878年のパリ万博で、琳派、浮世絵などが紹介され、
一気に 「ジャポニズム 」 と呼ばれる日本の美術を称賛する
潮流が生まれました。
(2011年10月11日のブログ参照 )

印象派やアール ヌーボーの芸術家たちを中心に、
人々を日本古来の文化へと傾倒させた 「ジャポニズム 」 は、
いまもヨーロッパの多くの国々に息づいています。
ニース東洋美術館は、
日本および東洋文化への憧れから生まれたのでしょう。


吹き抜けの天窓から差し込むニースの陽光 ・・


丹下 健三 (たんげ けんぞう ) 氏のデザインは、
建物自体が 『アート 』 という印象です。


館内には、東洋の工芸品や美術品が展示されています。


異文化が交流することは、
平和な世界を築くことへの第一歩だと思います。

時節柄、雛人形が飾られていました。

フランスでは、
毎年 『ジャパン デー 』 や 『ジャパン エキスポ 』 といった
イベントが大盛況で開催されるほど、
日本文化への人々の関心の高さには根強いものがあります。
禅という概念や盆栽といった文化が
定着していることは既に周知の事実ですが、
最近では、アニメやコスプレなどへとその範囲が広がっています。
つまり、 「ジャポニズム 」 は、時代の変化に対応しながら、
若い世代へと継承されています。


YOKO GRANDSAGNE さんの 『RIMPA ART 』 は、
ニース東洋美術館の初めての試みである
『現代作家よる個展 』 に選ばれた作品です。
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