Figurine フィギュリン
陶磁器などの置物という意味ですが、
「ロイヤル コペンハーゲン」 では、
『磁器人形』 を総称してこう呼ばれています。
製造所では、その製作工程が展示されています。
人形のような複雑な形の場合は、
石膏の型に粘土を流し込んで原形をつくります。
まず45時間、950度で素焼き ・・
その後、筆とエアブラシで絵付けして上薬にくぐらせ、
1400度で焼き上げて仕上げます。
1400度という高温で焼き上げるため、
ほとんどの色が飛んでしまいます。
だから色は、コバルトの青、クロムの緑、ゴールドの茶色、
この3色しか使えないのだそうです。
焼き上げが完了すると、15パーセントほど小さくなります。
シンプルな白のフィギュリンも人気があります。
人形の微妙な表情や仕草が、とても愛らしいです。
「ロイヤル コペンハーゲン」 の 『フィギュリン』 が
デビューしたのは19世紀の終わり頃 ・・
100年を超える歴史があります。
jfk-world