JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

Figurine フィギュリン

2010年12月07日 | ヨーロッパ

Figurine フィギュリン

陶磁器などの置物という意味ですが、
「ロイヤル コペンハーゲン」 では、
『磁器人形』 を総称してこう呼ばれています。



製造所では、その製作工程が展示されています。

人形のような複雑な形の場合は、
石膏の型に粘土を流し込んで原形をつくります。



まず45時間、950度で素焼き ・・
その後、筆とエアブラシで絵付けして上薬にくぐらせ、
1400度で焼き上げて仕上げます。



1400度という高温で焼き上げるため、
ほとんどの色が飛んでしまいます。
だから色は、コバルトの青、クロムの緑、ゴールドの茶色、
この3色しか使えないのだそうです。



焼き上げが完了すると、15パーセントほど小さくなります。



シンプルな白のフィギュリンも人気があります。
人形の微妙な表情や仕草が、とても愛らしいです。

「ロイヤル コペンハーゲン」 の 『フィギュリン』 が
デビューしたのは19世紀の終わり頃 ・・
100年を超える歴史があります。

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