1868年 ・・
創立からおよそ100年を経た時、王立磁器製造所は、
王室から民間へと経営が委ねられます。
現在、「ロイヤル コペンハーゲン」 の製造所では、
200年を超えて受け継がれてきた、
絵付師の熟練した 『技』 を一般に見ることができます。
絵付師の数は200人以上 ・・
ひとつひとつの作品には、
ひとりひとりの手の温もりが宿っています。
絵付師は女性が多く、Mette = メテさんもそのひとりです。
厳格な試験に合格して絵付師になったそうです。
筆が震えてしまうときれいな絵が仕上がらないので、
とにかく毎日が練習の繰り返しだと話してくれました。
Anette = アネッテさんは、
14歳で試験に合格してから絵付け一筋のベテラン ・・
1枚の皿に絵付けをするためには、
1197回筆を動かすのだそうです。
熟練職人の言葉の重さを感じました。
アネッテさんは、その熟練の技を目の前で見せてくれました。
「ロイヤル コペンハーゲン」 に、
1775年の創立から綿々と受け継がれてきたもの ・・
(写真は1775年の製造所)
それは、『職人の技』 に他なりません。
手づくりにこだわる ・・ まさに、『北欧のスローライフ』 です。
「ロイヤル コペンハーゲン」 の公式ウェブサイトには、
こんな言葉が書かれています。
『ロイヤル コペンハーゲンで働く者はすべて、
ロイヤル コペンハーゲンが創り出す価値の伝道者です』
また、王冠のロゴマークの下には、
『デンマーク女王陛下御用達』
と記されています。
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