オーストラリア大陸の先住民 「Aborigine アボリジニ 」
農耕はせず、狩猟採集生活を営んできた人々 ・・
全オーストラリア大陸に1000におよぶ部族 ・・
かつては (ヨーロッパからの入植以前 )、
100万人以上が暮らしていたと推測されています。
(19世紀末には絶滅が危惧されるほど激減、現在は約40万人 )
アボリジニがオーストラリア大陸に定住を始めたのは、
5万年前とも10万年前ともいわれています。
ルーツは、東南アジア、インド、アフリカと説が分かれ、
多くの謎に満ちた人々です。
森の中に走る殺気 ・・ 狩の始まりです ・・
ブーメランをはじめ、独特の武器を使うアボリジニ ・・
彼らは、ときに驚異的な身体能力を発揮します。
狩猟においてはもちろんですが、
乾燥した大地から水を見つけ出す彼らの能力は有名です。
シロアリが食い尽くし空洞になった木に起源がある
アボリジニ独特の楽器 『Didjeridu ディジュリドゥ 』 ・・
大地の底から響いてくるようなその音色 ・・
これは、世界最古の楽器といわれています。
ハエや蚊 ・・ そして強い陽射しから身を守るために施したことが
理由であると想像できるボディ ペインティング ・・
それはやがて時を経て、あるときは地位や身分を表し、
儀礼においては
象徴的な意味を含むものへと変遷していったのでしょう。
彼らのアート感覚には目を見張るものがあります。
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