JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

ヘイトアシュベリーはいま

2019年09月28日 | アメリカ
(20世紀初めのヘイトアシュベリー)
サンフランシスコを旅していた
マーク・トウェイン はヘイトアシュベリーに立ち寄り、
こんな言葉を遺しています。
『まっすぐに歩けないくらい風が強く
 憂鬱なところだ』



ヒッピーたちがここに住み始めたのは、
地価つまり家賃が安かったからに他なりません。



1960年代、
多くのベビーブーマー (団塊の世代) が
移り住み、街は変化し始めました。



そして、1967年の Summer of Love ・・・
若者たちはここで暮らすことの
意味や生きる流儀を見つけ出し、
ヘイトアシュベリーは ヒッピーの聖地 になりました。



しかし、
ヒッピームーブメントはやがて影を潜め、
ヘイトアシュベリーはごくありふれた街に戻りました。



それを再び一変させたのはシリコンバレー ・・・



ヘイトアシュベリーには、



ITという新しく興った産業に生きがいを見つけ、
地位を築いた人々が暮らし始めるようになりました。



中産階級の街 ・・・



いや、 アッパーミドルクラス の街
と言えるかも知れません。



現在のヘイトアシュベリーの
住人にインタビューをしたところ、



かつてここがヒッピーの聖地だった
ことを知っていたのは半分以下 ・・・



多くの人々にとってここは、
ヴィクトリア調の美しい家々が立ち並ぶ
ニュータウンなのです。

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