
タイを愛し、お気に入りの古美術品に囲まれ過ごす日々 ・・

彼の名前を冠したタイ シルク製品 = 「ジム・トンプソン」 は、
タイを代表するブランドとして、その名が世界にとどろきます。


夜ごと知人を招いての饗宴 ・・
人生の絶頂にあった彼は、突然失踪します。

1967年3月26日、
休暇で訪れていた知人の別荘があるマレーシアの高原で、
ジム・トンプソンは謎の失踪を遂げ、
その後40年以上の年月が過ぎた今も、彼の所在は不明 ・・
解き明かされることのないミステリーのままです。

失踪当時ベトナム戦争が激化しており、
それに伴い東南アジアでも諜報活動が盛んになっていた上に、
ジム・トンプソン自身が元々諜報機関に属し、
失踪当時もアメリカなどの諜報関係者と接触を持って
いたことなどが、誘拐、暗殺説など様々な憶測を生みました。
松本清張は,
この事件をヒントに 「熱い絹」 という小説を書きあげています。
また、彼の失踪から 5ヵ月後、
ジム・トンプソンの実姉である
キャサリン・トンプソン さん (当時74歳) が
ペンシルベニア州の自宅で他殺体で発見されました。
この事件の犯人はいまだ逮捕されておらず、
ジム・トンプソン失踪との関連も謎のままです。
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