真田幸村が散った場所 ・・・
安居神社 ・・・
武将の如く眼光鋭い神社の飼い猫 ・・・
名前は可愛らしく 『うっちゃん』 です。
社務所で、神社の方から
おもしろい話を聞かせていただきました。
境内にはお百度石があります。
その昔、身分の高い人々は
拝殿に上がって参拝しましたが、
庶民はお百度を踏んで
神様に願い事を伝えました。
この界隈には革細工などを
生業とする人々が多く住んでいて、
皆切り傷など生傷が絶えませんでした。
その傷を癒したのが安居神社の湧き水です。
いまは枯渇していますが、
かつては 『癇鎮 (かんしずめ) の井戸 』
と呼ばれ神水をたたえていたそうです。
また、人々の心の拠り所だったのが
少彦名命 (すくなひこなのみこと) です。
一寸法師にたとえられる
からだの小さな 「少彦名命」 は、
医術、薬術の神様 ・・・
つまり、人々を怪我や病から救う神様です。
森羅万象に
命の存在を感じ取った私たちの祖先は、
八百万の神 (やおよろずのかみ)
を創り出しました。
神々に 命 (みこと) という
言葉を与えた訳は、
命の尊さを 『言霊』 に
込めるためだったのではないでしょうか。
『言霊』 といえばこんな例もあります。
この石碑の文字は、
昭和の 『和』 が左右逆になっています。
これは 『逆さ文字』 といわれ、
災いを封じる霊力を宿すと信じられています。
実は昭和9年は、室戸大風が京阪神に
甚大な被害をもたらした年です。
さて、古くから続く薬問屋の町 ・・・
大阪市中央区道修町 (どしょうまち) ・・・
ここに 「少彦名神社」 があります。
JFK-World
世界中で、言霊という概念を持っているのは日本人だけではないかと思います。
これからもよろしくお願い致します。
お褒め頂いて大変光栄です。
私は一介の表現者ですが、これからも誠実に何かを届けたいと思います。
宜しくお願い致します。
一連の大阪を、楽しませていただきました。
千之助さんの言葉も、私と同じものなのでしょうか。世界の映像を届けてくれる貴方が、大阪を語り、武将を語り、日本の神々を語られるとは、意外な思いが致します。
そしてやっぱり、簡潔な言葉で、余計なことを語らず、心に残る説明でした。私が知らないだけで、どうやら貴方は、世界的な映像写真家なのかもしれませんね。
これからも、ご活躍を期待しております。