ロワール川と石の橋 ・・・ その向こうに大聖堂 ・・・
自然と古い建物が一体となった
ロワール渓谷を象徴する風景です。
南からはローマ帝国 ・・・
(2011年2月22日のブログ参照 )
北からはノルマン人 ・・・
(2011年1月10日、4月26日のブログ参照 )
そして、イギリス ・・・
時代ごとの侵略の脅威から、
ロワール渓谷には多くの城塞がつくられました。
やがて、百年戦争の終結 (15世紀半ば ) ・・・
つまり、イギリスに勝利し、
フランスがようやく手にした安寧の時代 ・・・
城塞は美しい城館へと変貌していきました。
城館は周辺に民衆を集め、
文化を醸成しました。
また、町を取り巻くように穀倉地帯が生まれました。
そこには、土と木で造られた古い時代の家屋を
いまも見ることが出来ます。
近代になり鉄道が登場し、
城と城を結んでいた馬車道は舗装道路に替わりました。
これが大掴みなロワール渓谷の歴史です。
特筆すべきは、15世紀から16世紀のロワール渓谷で、
フランス語の標準 (スタンダード )が
生まれたということではないでしょうか。
それを学ぶために、
世界中から多くの留学生がここにやってきます。
宮廷を中心に育まれた正しく美しいフランス語 ・・・
「Cradle of the French フランス語のゆりかご 」 ・・・
ロワール渓谷はそんなふうにも呼ばれています。
(8月14日のブログ参照 )
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