JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

よみがえった皇帝の部屋

2014年10月26日 | ヨーロッパ

「皇帝のレストラン 」 ・・・
(10月25日のブログ参照 )


(公式ウェブサイトより写真借用 )
第1次世界大戦後 (ニコライ2世死去と同年 ) 、
ニコライ2世のために建てられた建物は
一般の駅舎となりました。



長年待合室として使われてきた部屋 ・・・



20世紀末にはいったん駅舎の役目を終えた部屋 ・・・



2005年、



ニコライ2世が狩りのために
ここを訪れていた時代の部屋がよみがえりました。



栄光の絶頂の時、



ニコライ2世がここで過ごした時間が偲ばれます。



ロシアの伝統的なストーブ ・・・



サモワール ・・・
(2010年11月18日のブログ参照 )



壁には、狩りに興じるひとり息子アレクセイの写真 ・・・



Alexei Nikolaevich
アレクセイ・ニコラエヴィチ (1904年ー1918年 )
ロシア帝国最後の皇太子。
血友病を患っていたアレクセイの祈祷治療のために、
皇室とラスプーチンとの接点が生まれました。
そして、その後のラスプーチンの奇行、扇動が
ロシア帝国崩壊の一因となったともいわれています。
(10月24日のブログ参照 )



ニコライ2世が仕留めたものでしょうか ・・・



たくさんの剥製が飾られています。



ニコライ2世は、
サンクトペテルブルグからいくつもの鉄道を乗り継いで
ここまでやって来たそうです。



「皇帝のレストラン 」 の裏 (駅側 ) には、
3台の蒸気機関車が展示されています。

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