
レンブラント (1606年ー1669年) の晩年は
決して幸福とはいえません。
しかしレンブラントは、自らの世界を窮めていきます。

「アムステルダムの織物商組合の見本調査官たち」
と名づけられた1662年の作品にも、
光と影を操り、瞬間を切り取る技法は生かされています。


1667年の作品 「イサクとリペカ」
様々な絵画技法を追求したレンブラントの精力的な創造力が
この絵に見られます。

この絵では、男性の袖に絵の具を盛り上げ、
色彩効果だけでなくレリーフ効果を意図していることが明らかです。
「イサクとリペカ」 の完成から 2年後、レンブラントは永眠します。

次回は、フェルメールを紹介します。
jfk-world