「タイプーサム」 ・・
多くの奇祭や苦行で知られるヒンズー教 ・・
中でも 『極めつけ』 ともいえる奇祭 「タイプーサム」 に
偶然遭遇することが出来ました。
「タイプーサム」 とは、神への献身と感謝を捧げるために、
金串を体に刺し、カバディと呼ばれる半円形の山車を担いで、
神の下に行進するという苦行です。
痛みを超越した一種の陶酔状態で、およそ3キロの行程を、
家族に励まされ、見守られ、踊りながら、歌いながら進みます。
女性や子どもも参加します。
神への信仰心が深く、帰依の思いが強ければ、
痛みは感じないと信じられています。
「タイプーサム」 は、その過激さゆえ、
本国インドでは禁止されています。
現在行われているのは、シンガポールとマレーシアだけです。
一種異様なトランス状態が見ているほうにも伝わってくる ・・
不思議な感覚を味わいました。
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