
ムンバイのランドマーク インド門 の前から、

船でおよそ1時間 ・・・

エレファンタ島が見えてきました。
注: ポルトガル語 elefante エレファンテ = 象
16世紀の初め
ムンバイを接収したポルトガルが付けた名前。
島の中に大きな象の石像があったことに由来する。
ちなみに、
『ムンバイ 』 に変更する以前 (1996年に変更 ) の
名称 『ボンベイ 』 も、
ポルトガル語の Bom Baia ボンバイア = 良き港
に由来する。

Elephanta Caves エレファンタ石窟群

6世紀から8世紀にかけて造営された
ヒンズー教の聖地です。

見所のひとつは、
高さ約6メートルの 『三面のシヴァ神 』 です。

向かって左から、
『破壊 』 『創造 』 『歓喜 』 を表しています。

ヒンズー教寺院は、仏教寺院 よりも劇場的です。
これは、怒れるシヴァ神のレリーフ ・・・
『破壊 』 の象徴です。

これは 踊るシヴァ神 ・・・
『歓喜 』 の象徴です。

そして、シヴァ神の結婚 ・・・
『創造 』 の象徴です。

さらに、両性具有のシヴァ神 ・・・
(向かって左が男性、右が女性 )

軍神に守られているのは、
シヴァ神の霊力をシンボル化した
リンガ (男性器 ) と ヨニ (女性器 ) です。

生殖器の神格化は世界中に見られます。
日本はもちろん、
カンボジア でも ・・・
ベトナム でも ・・・
ペルー でも ・・・

「エレファンタ石窟群 」 は世界遺産に登録されています。
地球を西へ ・・・
これまでに撮影・取材したおもしろい場所を紹介しています。
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