(ソルトレイクシティの ) コンビニに並ぶ
「Energy Drink エナジードリンク 」 ・・・
その種類の多様さには、
ただただ驚嘆です。
(日本を含めた世界中の多くの街でも同様の光景 )
「エナジードリンク 」 ブームのさきがけとなったのは、
『Red Bull レッドブル 』 であることは間違いありません。
元々 『レッドブル 』 は、日本の 『リポビタンD 』 を参考に、
1978年タイ王国でつくられた商品です。
タイでは、
トラック運転手などの間で爆発的なヒット商品となりました。
その後、1984年、オーストリアの企業が利権を獲得し、
世界的な販売を開始しました。
(現在160カ国以上で販売 )
そして、人気スポーツイベントのスポンサーになるなど、
その販売戦略のアイデアは卓抜していて、
2012年には年間50億本を超えるセールスを記録しました。
ちなみに、スローガンは、
『Red Bull Gives You Wings...
レッドブルで羽が生えたような爽快さを ・・・ 』 です。
(2012年11月20日のブログ参照 )
近年、おびただしい数の商品 (約200ブランド ) が
「エナジードリンク 」 市場に参入しています。
注: アメリカでは飲料品市場のおよそ半分を占める。
あのスターバックスも ・・・
しかし、2010年あたりから、
「エナジードリンク 」 の健康への悪影響が
取りざたされるようになりました。
ひと時の爽快感をもたらすカフェインが原因と思われる
死者も出ています。
(相当量のカフェインが含まれている )
注: アメリカでは、年間10人以上の若者が
エナジードリンクの摂取により死亡している。
トレンドを感じさせる
ネーミングとデザインに隠された健康への危険性 ・・・
『5-HOUR ENERGY (5時間やる気を引き出す ) 』
といった商品もあります。
(確か 1-HOUR や 2-HOUR もあったように記憶している )
これはもうドラッグ感覚です。
簡単に爽快感や気分の高揚が得られる
「エナジードリンク 」 の流行は、
昨今問題になっている 『危険ドラッグ 』 に手を出すことの
きっかけになっていると、私は思います。
大企業がこぞって声高に唱える
『CSR = 企業の社会的責任 』 という言葉が、
時々とても空虚に感じられることがあります。
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