ウクライナの南部。
クリミア半島に位置する街。
Yalta ヤルタ
クリミアといえば、2014年
ロシアの併合問題で話題になりました。
さらに歴史をさかのぼれば、
19世紀半ばに勃発した
ロシアとトルコとの闘い
『クリミア戦争』が思い浮かびます。
この戦時下における
イギリス人従軍看護婦
ナイチンゲール(1820年ー1910年)
の美談は有名ですね。
彼女は
『クリミアの天使』と呼ばれました。
また、ヤルタは、
かつてロシア帝国の
貴族たちの別荘が立ち並んだ街。
いまも『クリミアの真珠』と呼ばれ、
黒海沿岸有数の人気リゾート地ですが、
地中海に面した 南仏 などとは
少し趣きを異にします。
その理由のひとつとして、
ロシアンクラシックといわれる
独特の建築様式があげられるでしょう。
さて、
海岸通りと呼ばれるメインストリート。
ここは、ロシアを代表する作家
チェーホフの作品
「子犬をつれた貴婦人」の
舞台となった場所。
この短編小説は、ソ連によって
1960年に映画化されています。
Anton Pavlovich Chekhov
チェーホフ(1860年ー1904年)
トルストイやドストエフスキーと並ぶ
革命以前の文豪。
その独特の鋭い言語感覚は、
後に『チェーホフ的作風』
という言葉まで生み出しました。
ヤルタの街の中心には、
チェーホフの胸像や、
彼の作品の場面を描いた
モニュメントが立っています。
実はチェーホフは、
晩年をここヤルタで過ごしました。
忌野清志郎
RC SUCCESSION
♪明日なき世界♪
捕虜になったロシア兵の
インタビューを見ていると
悲しくなります。
彼らは、兵士というより少年です。
JFK-World
黒海の南はトルコ。政治、経済、宗教・・・何もかもが複雑ですね。
内田裕也の決めゼリフは Rock 'n' Roll でした。
これはこれで呪文のような力がありました。
これからは LOVE&PEACE!・・・で。