JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

Slack-key Guitar スラックキー ギター

2012年02月17日 | ハワイ

Sonny Lim
ソニー・リム

ハワイ島北部 コハラ出身の
「Slack-key Guitar スラックキー ギター 」 奏者
2004年 グラミー賞 ハワイ音楽部門受賞



ハワイ島北部ののどかな海岸で、
ソニー・リムさんに スラックキー ギターを弾いてもらいました。



『Slack 』 とは、
『ゆるい 』 とか 『たるんだ 』 という意味です。
演奏者が、比較的弦を緩めた独自の調律で弾くギター奏法 ・・



19世紀の半ば、酪農を始めたハワイには、牧場で働くために
メキシコやスペインから多くの移民がやってきました。
彼らは 『Paniolo パニオロ 』 と呼ばれました。
いわゆる 『Hawaiian Cowboy ハワイアン カウボーイ 』 です。
(パニオロについてはマウイ島の話の中で改めて紹介します )

彼らが持ち込んだギター ・・
ハワイの人は、正しい調律の方法がわからず、
それぞれ独自の調弦でギターを爪弾き始めました。
それが 「スラックキー ギター 」 です。

ちなみに、ソニーさんのお父さんはパニオロだったそうです。

注: ソニーさんのスラックキー ギターは
   You Tubeで聴くことができます。



そのゆったりとした音色は、ハワイ島の風景に溶け込みます。



マナ (霊力 ) ・・



虹 ・・



花 ・・



緑 ・・



波の音は、
ソニーさんの奏でるギターの響きに共鳴しているようです。



ソニーさんが最も大切にしているものは、
『Aloha Mind アロハの心 』 だそうです。

それは 『慈しみの心 』 ・・
人と自然 ・・
人と人 ・・
誰でもが交し合える最高の贈り物であると、
ソニーさんは話してくれました。

ソニーさんが爪弾くスラックキー ギターには、
そんなソニーさんのやさしさが溢れていました。



ゆっくりと一日が暮れていきました。



Big Island ハワイ島 ・・
この島はいつも、限りない慈しみの心で私たちを迎えてくれます。

jfk-world




























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