オーストラリアは世界第6位のワイン生産国 ・・
そして、世界第4位のワイン輸出国です。
また、全オーストラリアの約半分のワインが
南オーストラリア州で生産されています。
その中心が 「Barossa Valley バロッサ バレー 」 です。
アデレードから北へクルマでおよそ1時間 ・・
強い陽射しと適度な雨 ・・
そして、ゆるやかな傾斜地は良質のぶどうを育みます。
1830年代に、
この地はウィリアム・ライトによって開拓されました。
(10月17日のブログ参照 )
「バロッサ バレー 」 と名付けたのもウィリアム・ライトです。
軍人であったライトは、イギリスがフランスに大勝した
『Battle of Barrosa バトル オブ バロッサ 』 の記憶から
この名前を付けたといわれています。
ワインづくりでもフランスを凌駕する ・・
そんな願いが込められていたのかも知れません。
ちなみに、現在イギリスでいちばん飲まれているのは
フランス ワインではなくオーストラリア ワインです。
注: Battle of Barrosa バトル オブ バロッサ は
1811年 3月にスペインとポルトガルの国境近く
大西洋岸の Barrosa バロッサ (村 ) 近くで行われた
イギリス軍とフランス軍の戦い
イベリア半島で行われていた戦争 = 半島戦争の一環
ウィリアム・ライトは大尉としてこの戦いに参加
Barossa と Barrosa のスペルの違いは
単にライトの表記ミスだといわれている
ワイン大国 オーストラリアの中でも、
ひと際意欲的に高品質なワインをつくり続けるバロッサ バレー ・・
ここでは、100近いワイナリーがしのぎを削っています。
保守的 ・・
革新的 ・・
ワイナリーのポリシーと特色は様々です。
ひとつだけ確かなことは、
世界から注目されるバロッサ バレーで
その存在感を示し生き残るために、
どのワイナリーも個性的で味わい深いワインづくりに
たゆみない努力と情熱を注いでいることでしょう。
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