橋の建設が始まったのは1357年・・
カレル1世の命によるものです。
橋の完成までには、およそ50年の年月を要します。
完成は1402年・・15世紀初頭です。
以後、長い間、この橋に名前はなく、ただ 「石橋」
または 「プラハ橋」 と呼ばれていました。
「カレル橋」 と呼ばれるようになるのは、
19世紀後半になってからことです。
もちろんその名前は、
チェコの歴代の国王の中で、もっとも多くの人々に尊敬され、
愛されている国王=カレル1世に由来します。
神聖ローマ帝国カール4世でもあるカレル1世は、
ルクセンブルク人です。
しかし、ボヘミア人=現在のチェコ人の血を引く人物です。
神聖ローマ帝国の宮廷がプラハに置かれ・・
つまりプラハが首都の機能を果たすようになり、
カレル1世が皇帝に就任します。
ボヘミア地方=現在のチェコが、カレル1世の登場とともに
突然世界の表舞台に登場した瞬間です。
ちなみに、チェコ語のカレルは、ドイツ語ではカール、
フランス語ではシャルルです。
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