南太平洋を西へ ・・
それは、夕陽に向かって進むことになります。
夜明け ・・
島影が近づいてきました。
Pitcairn Island ピトケアン島です。
(イギリス領 )
1789年に南太平洋上で起きた 『バウンティン号の反乱 』 で、
女性を含む約 10名が、当時無人島だったこの島に逃げ込み、
ここで生活を始めました。
(10月 6日のブログ参照 )
女性は、バウンティ号の乗組員がタヒチで見つけた恋人でした。
現在、ピトケアン島の人口はおよそ 50人 ・・
この島に新天地を求めた彼らの子孫です。
船尾の方から朝陽が顔を見せました。
乗客は、すでにデッキでモーニング ウォークを始めています。
長い船旅では、
多くの乗客が朝のウィーキングを日課にしています。
1周約 330メートル ・・
5周も歩けばいい運動になります。
朝の船内では、船上のピアニストが練習をしていました。
(2010年 8月 4日のブログ参照 )
ピトケアン島通過から 2日目、細長い環礁が見えてきました。
長さはおよそ 4~5キロメートルはあるでしょう。
かつて、来る日の来る日も、
一点の島影もない大海原を進む古代の人にとっては、
この環礁でさえオアシスだったに違いありません。
パシフィックビーナスは、さらに西に向かいます。
jfk-world