ヌメア の街のほぼ中心にある
ニューカレドニア博物館 ・・・
広く太平洋の島々では、木彫りの像は
マナ=精霊が宿る神聖なもの。
ポリネシアのティキ
イースター島のモアイ
ハワイのヘイアウ
など。
それは、
魔除け・守り神であり、信仰の対象。
ニューカレドニアでは、彫っている姿を
人に見られることはタブーであり、
もし見られた場合は
完成間際でも壊してしまうそうです。
さて、ニューカレドニアの先住民は、
KANAK カナック と呼ばれる人々です。
(ウィキペディア)
私の知り合いのフランス人カメラマン
Sébastien Lébegue は、
(公式ウェブサイト)
ライフワークとして
KANAK を追いかけています。
これは、
彼からもらった立派な写真集です。
タイトルは、
COUTUME KANAK
カナックの風習
彼は
何度も何度もニューカレドニアを訪れ、
昔ながらの KANAK の姿を
撮影しています。
さらに、自らが描いた絵を添えて、
KANAK の歴史、文化、風習、
などを紹介しています。
彼は、ポリネシア、ミクロネシア、
そしてメラネシアなど、島ごとに
微妙に違う民族やその文化に
興味があると言います。
そして、混血が進み、
文化や風習において独自性が
薄れていく各島々の状況下、
フランスの領土となった以降も
アイデンティティを
守り続けている KANAK に
真摯に向き合うことは、
フランス人である自分の使命であると。
ボブ・ディランのカバー
My Back Pages
By The New Love Generation
” あの頃の私はいまよりも老けていて、
いまの私はあの頃よりもずっと若い”
ノーベル文学賞受賞作家の世界は
意味深ですね。
JFK-World