Hyde Park
ハイドパーク
ロンドンの中心部にある広大な公園 ・・
その大きさは142ヘクタール ・・
東京ドームおよそ30個分の大きさです。
今回のシリーズ番組の撮影で訪れた時はあいにくの雨で、
撮影が出来ませんでした。
しかし、ロンドンの紹介で 「ハイドパーク」 は外せないので、
冬の時期に撮った写真を使っています。
本来、5月下旬は緑が最も美しい季節 ・・
公園は、4000本ともいわれる豊かな木々に囲まれています。
遠くにうっすらと見えるのは 『ケンジントン宮殿 』 です。
17世紀に建てられた王宮のひとつです。
(2月27日のブログ参照 )
ハイドパークは 『王立公園 』 です。
公園は、元々 「ウェストミンスター寺院」 が所有する荘園でした。
中世、カトリック教会は絶大な権力と財力を持っていました。
16世紀、
豪傑ヘンリー8世がローマ・カトリックから離脱するとともに、
この地を王領として押収しました。
以来、17世紀の初め頃までは主に鹿や猪の 『狩場』 として ・・
それ以降は、乗馬などの場所として今日まで
王室が管理するようになりました。
1637年に公園は一般に開放されました。
ロンドンを襲った10万人以上が亡くなったといわれる
1665年の黒死病 = ペストの大流行の際には、
多くの人々が公園内にテントを張って避難生活を送ったそうです。
広大な敷地と豊かな自然に包まれたハイドパークは、
これまで多くの映画などの撮影に使われてきました。
有名な映画では、1956年のアメリカ映画 『80日間世界一周 』 の
オープニング シーンに登場します。
また、
ビートルズの初期のアルバム 『For Sale フォー・セール』 の
ジャケットは、晩秋のハイドパークで撮影されました。
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