アルマス広場に君臨するかのようにそびえる
「Cusco Cathedral クスコ大聖堂 」
スペイン人がクスコを征服する以前、
ここには第8代インカ帝国皇帝 『ビラコチャ 』 の宮殿が
建っていたといわれています。
Viracocha
ビラコチャ （生没不明 ）
1410年頃の皇帝
インカ帝国の最高神 『Viracocha ビラコチャ 』
第8代皇帝 ビラコチャは、祭政一致の皇帝であり、
最高神の霊力を体現する者として、
自らを 『ビラコチャ 』 と名乗ったと考えられています。
「クスコ大聖堂 」 が完成したのは1654年 ・・
スペイン人が 『ビラコチャの宮殿 （神殿 ） 』 を破壊し、
そこに建設したカトリックの大聖堂 ・・
建立には、100年以上の歳月を要しました。
注：フランシスコ・ピサロのクスコ侵略は1533年。
ピサロは征服後直ちに大聖堂建設に着手した。
（9月26日のブログ参照 ）
クスコを征服したスペイン人が、
インカの民をキリスト教に改宗させるまでには、
大変な困難を伴ったと伝えられています。
大聖堂の中には、
布教におけるスペイン人の努力の跡が見られます。
たとえば、 『最後の晩餐 』 ・・
テーブルにはラムに替わって、インカの民が食用としていた
『テンジクネズミ （チンチラともいわれている ） 』 が
描かれています。
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