奈良公園 に程近い
高畑町(たかばたけちょう) ・・・
「志賀直哉 旧居」
(ここに暮らした頃の写真)
志賀直哉(ウィキペディア)
1883年生-1971年没
自身の体験を題材に、
人間のありのままの心情を
わかりやすい文体で描写した作家。
代表作のひとつ
『小僧の神様』にかけて
『小説の神様』 と評されることも。
彼が、昭和4年から13年まで暮らした
邸宅が一般公開されています。
(見学順路に沿って)
2階は、ほぼ彼の独占状態 ・・・
二間続きの広々とした書斎です。
代表作『暗夜行路』は
ここで書き上げたそうです。
北側の窓からは若草山が見えます。
1階には、
娘さんたちのために設けた茶室。
自身が茶を嗜むことは
あまりなかったとか。
掛け軸は、生涯の友人
武者小路実篤から贈られたもの。
こちらは1階の書斎 ・・・
北向きに置かれた机。
夏場はこちらで執筆しました。
風呂場。
四角い五右衛門風呂です。
洗面所。
女中さんの部屋。
台所。
木製の棚に、
氷を入れて冷やす冷蔵庫。
そして、こちらが食堂です。
家族思いの彼は、ここでの
団らんのひと時を大切にしました。
食堂の南側には、
サンルーム ・・・
当時の日本家屋にしては
画期的な土間の部屋。
家人は ”ベランダ” と呼びました。
風流を求めて 蹲踞(つくばい)。
ここには、同人(白樺派)の
武者小路実篤をはじめ、
小林多喜二や写真家の入江泰吉など
多くの文化人が集い、
(中央に武者小路実篤)
時に談笑し、
時に芸術論を交わしました。
(庭からサンルームを見る)
ここは "高畑サロン”と呼ばれました。
Harry Nilsson
Without You
ハリー・ニルソン ・・・
今年は彼の没後30年です。
映画 真夜中のカウボーイ の
サントラは素晴らしかった。
JFK-World
どこか気品を感じる邸宅です。
すごい豪邸ですね!
素敵なお家に住んでいらしたのですね。
志賀直哉さんはお金持ちだったのかな。
武者小路実篤から贈られた掛軸!
お宝ですね。
食堂の広いこと!
いいものを見させて頂きました。
志賀直哉はおぼっちゃまでしたね。
加えて印税で ・・・ でしょうか。
高畑もなつかしい〜〜。あの静かな佇まい。
昔、志賀直哉邸の横に喫茶がありましたが、
今は、どうなんだろう。
近くにおいしいお蕎麦屋さんがあって、
よく行っていたなあ、と思い出しています。
喫茶も蕎麦屋もありますよ。