平家物語の冒頭に出てくる祇園精舎 (ぎおんしょうじゃ) ・・
正式名 = 祇樹給孤独園精舎 (ぎじゅぎっこどくおんしょうじゃ)
サンスクリット語 = Jetavana Anathapindadasya-arama は、
中央インドのシュラーヴァスティーにあった寺院で、
釈迦が説法を行った場所とされています。
天竺五精舎 (釈迦在世にあった5つの寺院) のひとつです。
仏像を祀る立派な寺院・・
回廊の柱に彫られたサンスクリット文字・・
日本から遥か西方の地・・
などの理由から、17世紀頃にはアンコールワットを 「祇園精舎」
と信じていた日本人が多くいたそうです。
1632年、
日本人の僧侶=森本右近太夫がアンコールワットを訪れました。
彼は柱に墨文字を残しています。
朱印船に乗ってはるばる日本からやってきた森本右近太夫・・
彼もまたアンコールワットを 「祇園精舎」 と信じていました。
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