
「トロルハウゲン 妖精の丘」 の入り江のほとりまで降りると、
グリーグがこもって作曲に励んだ小屋があります。
(2月3日のブログ参照 )

日常を離れ、
ただひとりノルウェーの豊かな自然の中に溶け込む空間 ・・

「ベルゲン」 に続くフィヨルドを望む空間 ・・
(1月10日のブログ参照 )
港町の賑わいは、
風が運ぶ香りとなって、ここまで届いたかも知れません。
※ 「トロルハウゲン」 は「ベルゲン」 から車でおよそ20分

ノルウェーに伝わる民族音楽から
多くのインスピレーションを得たグリーグ ・・
ここは、ノルウェー人の魂が、
グリーグに舞い降りる空間だったのではないでしょうか ・・

グリーグは、名声を得た後も、
労働者や貧しい人々のために度々演奏会を開いています。
また、海外での演奏会では、
必ずノルウェーの民族音楽を演目に加えたと伝えられています。

祖国ノルウェーを敬愛したグリーグは、
60才を迎えた祝賀会で、こんな言葉を語っています。
『ベルゲンの自然の美しさ ・・
人々の生活と仕事 ・・
この街の活気と発展ぶりが私に啓示を与えた』
jfk-world