女性たちの城 「シュノンソー城 」 と比較すると、
アンボワーズ城は男性的な印象です。
(7月15日のブログ参照 )
王を守るための頑丈なつくり ・・・
しかし、螺旋階段は、有事への備えが徹底されていない
(下から ) 反時計回りです。
(7月24日、31日のブログ参照 )
アンボワーズ城は、王権が絶対的なものとして
君臨し始めた時代を象徴しています。
(王の存在を脅かす多くの敵は衰退し、
城の防衛は形式的なものとなった )
また、低木を中心にしたシンプルな庭園 ・・・
(イタリアン様式でナポリ庭園と呼ばれる )
シュノンソー城に見る庭園の優美さはなく、
ワインづくりのためのぶどうなど、実利が優先されています。
(7月20日のブログ参照 )
注: アンボワーズ城は現在王族子孫の管理下。
出来るだけ忠実に往時を再現している。
美しいガラス窓 ・・・
16世紀、アンボワーズ城で最も重要だった部屋 ・・・
ここは、地方の貴族や官吏、
さらには高貴な聖職者などが王に謁見するための場所でした。
(教皇に代表されるキリストの影響力は絶大だった )
王はここに座り、様々な事情に耳を傾けたのでしょう。
イタリアン ルネサンス様式の華麗な暖炉 ・・・
王権を輝かせるために、すべてが豪華につくられています。
ここは、時には舞踏会の場所にもなりました。
シュノンソー城の大広間に比べると、
その豪華さは歴然です。
(7月16日のブログ参照 )
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