JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

守り続けてきた館

2013年02月23日 | ヨーロッパ

アカデミア橋からの眺め ・・
(2月5日のブログ参照 )



向かって左手に、美しい館がふたつ並んでいます。



Palazzo Cavalli-Franchetti フランチェッティの館

16世紀半ばに建てられた後期ベネチアン ゴシック様式 ・・
ハブスブルグ家、ロスチャイルド家など
華麗な一族の所有となった建物は、
これまでに何度も改装され、美しさが守られてきました。



現在は、ベネト州が所管する
科学、文学、芸術の研究所として使われています。
定期的に様々な文化イベントがここで開催されています。



Palazzo Barbaro バルバロの館

塩の貿易で巨万の富を築いた貴族 バルバロ家の館です。
もともとはふたつの建物でした。



15世紀の建物を何度も改築し今日に至っています。
そのせいか、
ゴシック、ルネサンスなど様式の混合が見られます。
現在は個人所有の館です。



Palazzo Barbarigo バルバリーゴの館

さらに大運河を進むと右手に見えてくるひときわ美しい館 ・・
オリジナルの館は16世紀に建てられました。



19世紀末にベネチアン グラス工房経営者の手に渡り、
ファサードにベネチアン グラスのモザイク画が施されました。



周囲の館からは派手でけばけばしいと非難を受けたそうですが、
ベネチアン グラスの普及に貢献した館です。
現在は、ベネチアン グラスをつくる会社の本社が置かれています。



大運河の終わり ・・ 右手に 「サルーテ 」 が見えます。

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