JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

アカデミア橋近くの館

2013年02月22日 | ヨーロッパ

イタリア本土側から大運河を進み、
最後の橋 「アカデミア橋 」 のあたりまで来ると、
建ち並ぶ館の色やかたちの変化に気がつきます。
(2月5日のブログ参照 )



「リアルト橋 」 のあたりから始まったベネチアの歴史は、
華麗なる中世を経て、近世そして現在へとつながっています。
(2月4日のブログ参照 )



わずか4キロメートルほどの大運河に、
そんな時の流れが感じられます。
たとえば、リアルト橋を中心に、そこから拡散するように、
つまり、大運河の終わりが近づくにつれ、
時代が近世へと移り変わっていくのがわかります。



アカデミア橋の近くに並ぶふたつの館 ・・



Palazzo Giustinian Lolin ジュスティアンニ ローリンの館

17世紀のベネチアを代表する建築家
Baldassare Longhena 
バルダッサーレ・ロンゲーナ(1598年ー1682年 ) の作品です。



ここには、元々14世紀の古い館が建っていたそうです。
現在の館は、古い建物に替わって17世紀に建てられたものです。
中世から近世への時代の変化を象徴する館です。
また現在まで、所有者が次々と変わっています。
これは、いわゆる 『ニュー リッチ 』 の登場を
表しているのではないでしょうか ・・



アカデミア橋のすぐ手前、



『ジュスティアンニ ローリンの館 』 の隣 ・・



Palazzo Civran Badoer Barozzi バロッツィの館

迷宮都市 ベネチアとはまたひと味違った印象です。

jfk-world













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