1945年よりはじまったインドネシア独立戦争の時期、
ジョグジャカルタはオランダの支配に抵抗する
インドネシア共和国の臨時首都となりました。
オランダの実質的な支配が続く中、
他の土侯国はオランダに協力的でした。
そんな複雑な国状下、ジョグジャカルタのハメンクブオノ 9世は、
インドネシアの完全な独立に尽力します。
その貢献を称え、
王宮内には 「ハメンクブオノ 9世記念館」 が残されています。
王家の紋章の左右に大小 9枚ずつの羽が刻まれています。
ハメンクブオノ 9世の紋章です。
共和国の中の小さな王国が容認されるに至った背景には、
ハメンクブオノ 9世の存在が大きく影響しています。
1988年に亡くなり、現在はハメンクブオノ 10世の治世ですが、
ハメンクブオノ 9世の独立における功績は、
いまも広く国民の尊敬を集めるものです。
記念館は、在りし日のハメンクブオノ 9世を偲ばせます。
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